(109) 宮古からのサンマ

宮古のサンマ1

宮古のサンマ2

 何と、今年も宮古のサンマが届いたのだ! まず、ありがたいと思った。と同時に、送り主のお気持ちに心から恐縮した。

 3.11のあの大震災。そして、その後の報道でも伝えられてきたので、三陸沿岸の水産業の再興はなかなか難しいとばかり思っていた。宮古の水産関係の施設や企業も、営業再開できるほどには至っていないと思い込んでいた。ところが突然、現物が届いて、驚くやら申し訳ないやら・・・。きっと関係者が大変なご苦労や創意工夫をされながら、復旧されたのだろう。

 実は、新しく親戚になった東京に住む一家のご主人が、宮古市の出身なのである。(それも、あの破壊された大防潮堤のあった田老地区だという。)そのご縁で、この産地直送サンマを去年送って下さった。とても美味しく、筆者の口にたくさん入った。そして、今年である。大変なご迷惑・ご苦労をおかけしたのではないか、と推測している。だからこそ、今年のサンマは様々な意味で貴重に、そして特別に思えた。

 サンマは生きが良く、20匹も入っていた。それで、近くの親戚にお裾分けした。「宮古からのサンマです。」と言い添えながら配ったところ、2軒とも感激してくれた。

 我が家では、さっそく配偶者が刺身やタタキに調理してくれた。両方とも大好物で、多くを食させて頂いた。身はシコシコさを失わず微かに甘みがあり、筆者の舌から前頭葉にかけて味わうことができた。

 今回のように、深い思いと感謝の念を抱きながら食べたサンマはこれまで一度もなかった。

身体と心に栄養を与えてくれたサンマがあれば 日々好日、日々感謝。 (E.O)