(113) 霧氷の世界-北モンゴルにて②

霧氷の世界-北モンゴルにて

 目を覚まして、クルマの中の寝袋から外に出た。やはり寒うー・・・ン?! 昨夜と様子が違う。あたり一面 白銀ではないか!目が馴れてくると、思いがけない景観に驚き、しばし見とれた。雪景色とまた趣が違う。清澄な空気、まだ漂っている霧、吸い込まれるような静寂の時間。足元からずーっと広がる冬枯れの草原、その奥の白樺林や常緑針葉樹に至るまで、霧氷の世界が展開されていた。

 昨夜はとびきり美しい星空を仰ぎ、皆と賑やかにウォッカを飲み交わした。夜遅くなってから、川の上流の方で霧が垂れ込めてきた。また、夜釣りの獲物は50cm級が2匹上がった。既に はらわたを出して樹に吊るしてある。筆者は一番早く寝たろうか。

 実は筆者とBさんは、特別待遇だったらしい。というのは、二人にはテントの中ではなく、座席を倒したレクサスの中に寝床をしつらえてくれたのだ。北モンゴルの明け方の寒さは厳しかろうと、配慮してくれたようだ。

 この写真を撮影したのは現地時間で朝の7時半頃。日本から持って行った温度計は―1℃を示していた。まだ誰も起き出していないようだ。そうだろう、筆者の寝た後も大半の人たちが遅くまで談笑していたようだもの。

 さて、日本にいる時のように、まず朝の体操を始めた。足元は落ち葉混じりの地面なので、ちょっとやりにくい。しかし、先週起こした痛風はほぼ治ったようだ。今日は奇数日なので、締めの体操はラジオ体操第一である。

 ちょうど体操を終えた頃に、一人起き二人起き、焚き火や朝食の準備をし出した。さあ、今日はユロ川で釣りに興じよう!

魚釣りは数十年ぶりだった。ちょっとワクワクしながら 日々好日、日々感謝。 (E.O)