写真はアンセミスである。品種は「スザンネイ・ミッチェル」という。もともとはヨーロッパの山野や畑地で普通に生えている植物らしい。キク科の宿根草で、わが家では外の物干し場の前で育っている。
株はほぼ円形に整い、直径は約1mにもなった。草丈は40,50cmどまり。ひじょうに多花性で、花と蕾を数えたら100個以上は付いていた。花が咲き始めてからだいぶ経っても、次から次へと開いてきた。配偶者が昨年、10.5cmポットの一株を地におろしたのだ。そうしたら今年はもうこんな大株になった。施肥を含め、とくに世話を焼いたという事もなかった。
ところで、ちょうど一ヶ月前の先月21日。マスコミが盛り上げ役となって、ニッポン全国 日食騒ぎの観があった。当地では皆既日食とまではいかなかったが、太陽が五分の四くらいは隠れた。写真はその日食の最中、このアンセミスの株に再び陽光が射して来た場面である。少し分かりづらいかもしれないが、株の手前の中ほどあたりが少し明るくなっている。後方の花や葉はまだ陰っている。よーくご覧になると、その微妙な明暗がお分かりになると思う。
ただ、あっという間にその天体現象は終わってしまった。けれど、このスザンネイ・ミッチェルの花は終わらなかった。6月の第三週に入ってもまだ咲き続けていた。しかし先週、再び咲かせるために配偶者によって切り戻しされた。
アンセミスは耐寒性もあり、強健な植物である。過湿にさえ気をつければよい。
日食と言うと、どうも昔の列車食堂も思い出してしまう。日々好日、日々感謝。 (E.O)
