(247) 雨雲と朝日、そしてススキ

雲から朝日そしてススキ

雲から朝日そしてススキ

 こんな日の出の風景は、一年を通して何度も目にすることはないだろう。越後山脈の低い山並みに、厚い雨雲が広く低く垂れ込めていた。おそ らく、その雲の下の地域は激しい雨だろう。「変わった景色だなァ」ちょっと不気味な雰囲気が漂うけれど、輝きながら柿色を帯びていく日の出はなかなか見事だった。(ただし、ここに載せた写真では、その色調がうまく表れていないが。)11月中旬、時刻は午前6時半頃である。

 この二枚の写真は時間の前後で言うと、下の写真は上よりわずかに早い。早朝クルマでいなか道を走っていて、ゆっくりカーブを曲がろうとした時、このススキが目に 飛び込んだ。枯れススキとまではいかないが、穂がそろそろ侘しい姿になってきた。その風情に何となく惹かれて、撮影したのだ。

 その後 クルマを進めて1,2分、その間にも周囲が明るくなってきた。太陽はその雨雲から頭を出す直前だった。そこで、カメラのシャッターを押したのが上の写真だ。その時、雨雲の手前に黒々とした新津丘陵が横たわっていた。そのまた手前で、白く光っていたのは二棟のビニールハウスである。あの辺りのハウスは、場所がら花作りではなく野菜作りのそれだろう。

 それにしても、今の時期は太陽の上る位置がずいぶん南に来ている。やはり冬に向かっているのだ。真夏なら、ずーっと北側の飯豊(いいで)連峰から顔を出すのに。その2,000m前後の山並みは、すでに白く変貌している。

一昨日には当地でも初雪があり、慌てて車のタイヤを換えた。が、既に消えた。 日々好日、日々感謝。 (E.O)