キウイフルーツはこれまで食べるばかりであったが、今回その花を初めて見た。
写真は雌花だろう。6弁で直径は4,5cmくらいあり、色は白というよりクリーム色に近い。少し厚ぼったい感じのする花弁である。花の中央にある柱頭や葯が入り組んでいたが、大ぶりであった。それだから、ああした立派な果実を付けるのだろう。ただし、品種は分からなかった。
キウイフルーツはもともと中国原産で、19世紀中頃にヨーロッパに持ち込まれた。その運び役を果たしたのが、あの有名なプラントハンター=ロバート・フォーチュンであったという。彼は英国王立園芸協会から派遣され、中国の広い範囲で数多く植物を採集し、本国イギリスに持ち帰った。その中にこのキウイフルーツも含まれていたという。(なお、彼はその後に幕末の日本も訪れた。滞在中は植物採集だけではなく、植木屋めぐり等にも精を出したようだ。)
その後、20世紀初頭にはアメリカにも導入された。そして同じ頃、ニュージーランドにも入り、同国では活発な栽培と品種改良が重ねられていった。そうした経緯をたどり、やがてこのマタタビ属の蔓性果樹は、この国でキウイフルーツと名付けられ世界に広まっていった。
ところで近頃、このキウイフルーツの棚の前を通るたびに、立派な果実がぶら下がり始めているのを確認できる。
念ずれば花開く。花が咲かねば実は付かぬ。 日々好日、日々感謝。 (E.O)



