(180) オオバナノエンレイソウ

オオバナノエンレイソウ写真

 写真の植物はオオバナノエンレイソウである。初めて目にした。

 先日、地元の花関係の催し物でディスプレイに用いられた鉢植えである。特徴的な三枚の花弁と三枚の輪生葉。おそらくエンレイソウの仲間だろうと推測はした。しかし 普通のエンレイソウの花より巨大で、それも白花である。山野草には正直のところ、たいして詳しくない。ウーン・・・。確証もなかったので、帰ってから資料にあたったり、山野草に詳しい同業者にも尋ねた。

 その結果、オオバナノエンレイソウだという結論に達した。それにしてもエンレイソウとは花の大きさや色が全然違う。エンレイソウの花(実は外花被片)はこれよりはるかに小形で、色も緑色や暗紫褐色である。それに内花被片は普通ない。それに対して、このオオバナノエンレイソウの花は前述したように巨大で白い。そして、その巨大な花の本体が内花被片なのである。ただ薄く繊細な花弁なので、花持ちはよくないだろう。

 分布は本州北部,北海道そして千島,樺太,朝鮮,中国=東北部,カムチャッカ,シベリア東部まで及ぶという。また、北海道では各地で群生が見られるらしい。それに、変種や交雑種が何種類かあるようだ。

 ところで、属名のTrilliumは3のユリという意味らしい。もちろんユリ科である。また種小名の kamtschaticum はカムチャッカから由来したものだろうか?なお、資料を調べていったら、このオオバナノエンレイソウの花は北海道大学の校章として使われていることを知った。

新しい花を知ることで 日々好日、日々感謝。 (E.O)