冬の大雪で折れた枝の先に、サザンカが花を咲かせた。どうも狂い咲きらしいが・・・。写真の右上には、折れた枝の付け根が目に入ると思う。
健気というか逞しいというか。花は上品な薄いピンクだ。今どき、こんな風に“強さと美しさを併せ持つこと”がとても価値あるように思える。
出張や早出のとき以外は、このサザンカと毎朝顔を合わせる。洗面所のすぐ外にあり、永年にわたって親しくしている。こちらが時々声を掛けたり、あちらからこのように教えられたり・・・。
この木については、以前にも書いたことがある。ブログを書き始めて間もなくだった、第(3)号においてである。その際も“胴ぶき”というテーマで、このサザンカの逞しさについて採り上げていた。
まだ若木だし、ポッキリとは折れにくい木質もあろうが、この木にはとにかく強靭さを覚える。2月の大雪の時には、落下しないで樹冠部に残った40,50cmもの積雪に耐えた。しかしその後、2度3度にわたって滑り落ちてくる屋根雪には持ちこたえられなかったようだ。結局は写真のように、太枝が逆V字形に折れ曲がってしまったのだ。
しかし そうなっても、折れ枝の維管束が致命的な損傷を受けなかったのだろう。新葉も伸び出し、蕾がふくらみ花が開くところまで来た。
この木は大雪だけでなく、4月初旬のあの「爆弾低気圧」にも揉まれた。2日間、揺さぶられ曲げられ続けた。しかし 乗り越えた。たいしたサザンカである。
“強くなければ生きていけない、美しくなければ生きていく資格がない。”
木々好木、木々感謝。 (E.O)
