(380) モンゴル日記(95)

 

【中央県へ ②】

 中央県に入り、県都ゾーンモドも通り過ぎ、なおも車を進めた。そうしたら、雪原のなかにとつぜん舗装道路が姿を現した。それも真新しい。通るクルマはほとんどない。写真左がそれである。

 すると、ドライバーのUさんは筆者たちを乗せたレクサスを、その盛り土の道路に真横から上りつかせた。そして、このハイウェイに乗るや、クルマを疾駆させはじめた。起伏はあるものの、ほぼまっすぐに伸びている。気持ちの良いドライブが続く。

 ところで、この道路はどこまで行くのだろう。ただ工事の始まった新国際空港の建設現場近くまで通じているらしかった。というのは、その現場を見てみたいと、筆者が口にしたら「じゃあ、行こう!」となったからだ。

 でも、この新設道路を走っていったら、空港建設現場に着く前に、いくつかの面白い出会いがあった。まず、放牧中の家畜たちの大集団に出くわした。写真右である。何百頭という数だろう。羊,ヤギ,牛それに野生のガゼルも混じっていたらしい。もちろん筆者は分からなかったが。親友Bさんの話では、ガゼルは冬場、集団で雪の少ない所に移動するという。おそらく南の雪の多い地域から移動してきたのではないか、ということだった。

 不思議なのは、彼らをしばらく眺めていたが、相争うこともなく枯草を食んでいることだった。

雪原の動物集団。これも冬のモンゴルらしい風景だろう。日々好日、日々感謝。 (K.M)