(184) 海辺の風景

海辺の風景

 一年ぶりくらいだろうか、新潟海岸に来たのは。しかし、その景観にはがっかりした。

 街なかでの用事が早めに終わった。それで程近い海を見たくなり、車を走らせた。天気は良かった。そして、周辺には様々な公園施設が整備されているせいか、ウィークデーにしては人が多かった。何組もの親子連れが滑り台やブランコで遊び、サイクリングロードでは自転車乗りが疾走していた。

 車を駐車して、海辺に向って歩いて行く。青い風景が広がってくる。「おおっ、久しぶりの日本海!」。と思ったのも束の間。まず目についたのがこの自販機2台である。おそらく浜茶屋が置いたものだろう。思わず違和感を抱いてしまった。

 景観も海辺の大事な構成要素,資源であろう。しかし、ここでも商売や利便性が最優先なのだろうか。自分が浜茶屋の経営者だったらどうするだろうか?きっと建物の中に設置するだろうな。いや この時代だからこそ、あえて説明を付けてドリンク類は氷で冷やすクーラーの中に入れて販売するかも知れない。確か大昔はそうだったのではないかなァ・・・。

 それでなくとも自販機王国と揶揄されるこの国である。まともな感性や当たり前の考え方をしだいに失ってきているのではないか。美意識や良識、あるいは社会的な賢さとでも言うべきものを。おまけに今夏は節電の必要性が叫ばれてもいる。

 電気のみならず資源を、ほんとうに大切に使う生活に切り換えねばと思う。今や意識を大転換する時ではなかろうか。 

清清しい海風を受け、反省と思索の時間が生れて 日々好日、日々感謝。 (E.O)