【生花と造花】
カウンターの二つの花束には、生花に混じって造花がアレンジされていた(写真左)。両方とも2本使われていた。右の写真はその拡大である。これもモンゴル流かと苦笑したり、いや花の流通が少ない時期に考え出された手法かも知れない、などとも思った。
店に入ったとき、「今ごろ、何の花だろう?」。近寄ってよく見たら、生花ではないのだ!筆者はよく知らないが、日本でもこんなやり方がとられているのだろうか?まぁ、こうした花束が受け入れられるというのは、いい悪いではなく、感覚の違いなのだろうが。
これを“発見”したのはソヨーチ社グループに属し、同社のD社長の兄Uさんが経営する花屋さんだった。店は「フラワーセンター」の1階にある。
そこはウランバートルの繁華街にあり、D社長が所有するビルである。みやげ物店や両替所などいろいろな店舗が入居し、観光客も集まる人気スポットでもある。
さて 花束の話に戻る。違和感を覚えるのはもう一点ある。その姿は写真にもあるが、花首(付け根)にビニール製のようなネットを付けるのだ。昔みかんを入れていた、あんな袋状ネットの目をもっと細かくして、様々な色彩にしたものである。このやり方は極東ロシアの花店でもよく目にした。だから、おそらく旧ソ連からこの国に入ってきたものだろう。筆者は好まないが。
好き嫌いはあるが、世界中に色んな花束があって 日々好日、日々感謝。 (K.M)