(416) モンゴル日記(131)

モンゴル日記 モンゴル日記

【 バスの立往生 】

 社員のT嬢を連れて、街なかで用事をたした。その後、昼食をとろうと二人で日本食レストランに入る。通された席は窓ぎわで、道路が見下ろせた。そして、渋滞のなかで動かないトロリーバスを発見!

 それはともかく、筆者は刺身定食を、彼女はカツ丼を頼んだ。何だかイメージが逆のような気もしたが・・・。それで引きつづき、そのバスを眺めていた。どうやら故障らしい。すると写真左のように、運転手らしき人物がバス後部の屋根に上りついた。そして 屋根に装着されて電気を伝える、あの2本のサオ(トロリーポールというらしい)をしばらくいじっていた。

 その後、彼は2本のトロリーポールにロープを取りつけて、道路に下りた。今度はその取りつけた2本のロープを操り、そのポールを上下・左右に引っぱる(写真右)。そのうち、2本のポールをうまく架線に接触させた。なかなか巧みで、手慣れているようだった。

 その間、10分ほどだったろうか。見ると、まわりのクルマもあまり動いていない。つまり、それほど渋滞がひどいのだ。それからだいぶ経って、オーダーした料理がやっと出てきた。

 ところで トロリーバスは日本ではふつう見られない。しかし、旧社会主義国や欧米でもときどき見かける。ハバロフスクやウラジオストックでも走っていた。

トロリーバスはCO2を出さないが、渋滞の原因ともなるようだ。日々渋滞、日々イライラ。 (K.M)