(459) モンゴル日記(174)

【 婦人デー④ 】

 

 写真はソヨーチ・ガーデンセンターの店員さんが、鉢植えを防寒のために梱包している場面だ。モンゴルに通い出して冬に訪問したとき、この光景をはじめて目にした。そして驚いた、「なーるほど・・・」。スマートではないが、実質的な方法だと思った。北海道あたりの園芸売店でも、こうした光景は見られないのではないか。

 これは3月8日夕方の一コマだ。冬になると、こうした作業はいつも見かける。ただ特設テーブルを出すなどということはめったにない。いつもならレジのすぐ隣で、この防寒対策をしてくれる。けれど、しだいにレジ前に並ぶ客の行列が長くなっていた。そこで急きょ臨時の梱包用テーブルを出したものだ。

 この日は午後からお客さんの入りが多くなった。それで、こうして特設テーブルの出番となる。そこに店員さんたちが控えていて、お客さんから要望があれば、すぐに応じてやった。持ち帰る鉢植えを写真左のように、防寒のためにすっぽりと包むのである。使う材料は断熱用シートと思われる。慣れた手つきでテキパキと、シートで鉢植えをくるむ。いわば厳寒期お持ち帰りスタイルというわけだ。

 天気予報では、この日は気温が最高でも-10℃前後だった。だから 買った鉢植えを寒さにさらしたくない、というお客さんの自然な気持ちに応えるサービスなのだ。

こうしたことを他社もやっているのだろうか。日々好日、日々感謝。 (K.M)