(684) モンゴル日記(399)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて147 】

 写真上はキク科植物と思われる。ただキク科は幅ひろく多くの種類があるから、筆者は正直よく分からない。どちらかというと、タムラソウに近い種だろうか。大株が目立ったが,集団は形成せず、草原の端あるいは河川敷あたりで生育していた。

 下の写真は、写真上とは違うキク科植物とモンゴルのエーデルワイスが混在する様子だ。草丈はどちらも高くない。広い面積ではないが、ミニお花畑といったところだろうか。

 ところで以前にも触れたが、この草原の南側には低い山が東西に延びていた。比高でいうと、この草原より100mほど高いくらいか?その山麓には樹林帯があり、そこに様々な野鳥が棲んでいた。とにかく早朝から、色んな鳥の鳴き声,さえずりがそっちから聞こえてきた。また,ときどき河川敷の方からも届いた。しかし筆者の近眼もあるせいか、姿はまったく見えない。しばらく耳を澄ましていたが、それらは3,4種どころではない。7,8種類くらいだったように思う。時にカッコウみたいな声も耳にした。

 今回,長居したレンチンルフンブ村ではこんなに多くの鳥の声には接しなかった。こうした賑やかな朝のさえずりに接したのは、一昨年に行ったエグ川以来だった。そこは今回のフブスグル県の西隣ボルガン県なのだが。

 ところで,テントの中の人々はまだ誰も起きて来ない。モンゴルの人たちは宵っ張りの朝寝坊?! (K.M)