(688) モンゴル日記(403)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて151 】

 写真上はマメ科植物と思われるピンクの花を主体に、様々な植物が混在するようすだ。たまたま白い花が何種か混じった。先に紹介したエーデルワイスとか、ネギ類とか。面積的にそれほど広くはなかったが、ミニお花畑だった。

 下の写真はそのマメ科植物の花の拡大だ。マメ科だろうという見当は、筆者でも容易についた。この花の格好や葉などからだ。でも,これをより詳しく調べてみる。モンゴル側の資料と日本の野草事典等にもあたった。そして,おおよそ見当がついた。

 それはマメ科オヤマノエンドウ属(Oxytropis)の植物ではないか、ということだ。日本でも数種は分布するようだ。モンゴルではキク科も多いが、マメ科も少なくない。

 ところで筆者は時間を忘れて写真を撮ったり、草原や山裾を歩きまわっていた。が,忘れ物に気づく。それと今朝2回目の”草むら用務”がしたくなった。はっきり書くと・・・用便だ。

 それでテントに戻る。そして,忘れた4色ボールペンを探し出す。さらにポケットティシュ―も多めに持った。パートナーB氏はまだぐっすりお休みのようだ。もちろん他の方々もそのようだった。

 その後テントを出て、川べり上流の方に向かう。そして丈の低いヤナギ群のすき間を見つけ、腰を下ろして”用務”を済ました。夜露がまだ残っており、尻のあちこちがヒヤッとした。

 日々快食、日々快便。 (K.M)