(318) モンゴル日記(44)

モンゴル日記 画像

【日本語を話す生徒たち】

 「ニホンのヒトですか?」。第23学校近くの道で、とつぜん聞かれた。滑らかな日本語だった。それも、筆者に問いかけてきたのは日本でいえば、中学生か高校生くらいの少年である。通りかかった三人連れの一人だった。聞けば、第23学校の生徒たちだという。ちょっとビックリした。

 写真は、その生徒たちと筆者だ。背景の白い花は、前回とり上げた“モンゴル桜”である。(左から二番目が筆者・・・あっ“説明不要、一目で分かる”。はいっ、そうですね!)。そして、積極的に筆者に話しかけてきたのが、左側の賢そうな生徒だった。年齢は、日本なら高校一年生にあたる16歳。つまり、あちらで言うなら10年生だった。

 彼はもう8年間、日本語を学んでいるという。筆者もすでに中学・高校・大学(前半)で計8年間は、英語を勉強してきたはずだ。しかし、恥ずかしながらほとんど身についていない。それはどうでもいい事だが、引き続き 彼の話によれば、学校には日本語を学ぶクラスがつくられ、合計500人がそこで日本語を勉強しているという。うれしい話である。

 ところで Bさんの話では、モンゴルにおける人口当たりの外国語学習者の人数は、現在 英語がもちろんトップだが、その次は日本語だろうということだった。それと関係する注目すべきデータもある。Wikipediaによれば、モンゴル国民の人口当たりの日本への留学率は世界で一番なのだという。(2006年現在)

この頼もしい子供たちは、どんな大人になっていくのだろうか。日々好日、将来楽しみ。 (K.M)