(335) モンゴル日記(61)

モンゴル日記画像

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【街なかの草花 ①】

 ウランバートルの市街地では、写真のように植栽された草花が増えてきた。それもここ1年くらいで、急にあちこちで見かけるようになってきた。この国に通いはじめた2009年頃など、こんな風景には全くお目にかかれなかった。しかし近ごろは幹線道路の中央分離帯だけではなく、スフバートル広場などにも飾られるようになってきた。

 皮相な見方かも知れないが、このウランバートルという都市に活気と共に余裕も出てきたのかなァ、と思ってしまう。以前ここで紹介した緑道(遊歩道)もそうだが、首都の緑地や景観にも関心と予算が回るようになってきた結果だろう。今のところ花の種類が少なく、大半はペチュニアなのだが。とは言え、この先 楽しみの分野である。どうりでソヨーチ社の農場で、何十万本もの草花苗を生産していたわけだ。

 ところで 植えられている草花の状態だが、見た範囲では悪くない。植え付け時にたっぷり灌水をするのか、あるいはこの時期ときどきある降雨もプラスになっているのか、見苦しい姿は目にしなかった。降雨といっても、日本のようにバケツをひっくり返したような豪雨はないし、長雨もない。けれど 注目すべき点は、日本のように高温多湿でないことである。今回の滞在中、夜間はいつも18℃以下だった。そうした条件が、病気の発生を抑えることもあるのだろう。

街なかで草花も増えてきて 日々好日、日々感謝。 (K.M)