(476) モンゴル日記(191)

【 カササギ 】

 

 写真はカササギである。撮影場所はウランバートル郊外。この鳥については以前にも書いたことがある。モンゴルではあちこちで見かける。温室のあるウランバートルの農場にもよく姿を見せる。いつも2羽以上で行動しているように思う。

 体長40cmほどの彼らの羽の色は目立つ。黒・白ツートンカラーで、写真右のように落ち着いている姿も悪くない。けれど、写真左のように空中をすばやく飛ぶ姿は、はっとして目を見張る。まるで黒・白の布切れが、空中をヒュッヒュッと上下しながら移動するようなのだ!

 そして鳴き声である。筆者なりの聞きなしではこうなる。どうも二種類あるように感じるが・・・。一つは、ギャア,ギャギャギャギャギャ・・・といったもの。もう一つは、クキュウ,クキュクキュクキュクキュクキュ・・・と聞こえるもの。美しいという声ではないが、味はある。

 ところで、筆者は野鳥に関してほとんど知識はない。しかし、彼らに対する興味は持っているのだ。たまたま友人に鳥博士のK氏がいることもある。彼は学生時代から「日本野鳥の会」の会員なのだ。このブログで鳥が登場する場合は、たいてい彼に判定か確認をお願いする。

 このカササギ、どうやら九州にも棲息しており、佐賀県の県鳥だという。一度は有明海あたりで目にしたいものだ。

学名がいい。Pica pica japonicaというようだ。日々好日、日々感謝。 (K.M)