(605) モンゴル日記(320)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて68 】

 北モンゴル最奥部を訪ねて68

 北モンゴル最奥部を訪ねて68

 写真はツーリストキャンプの夕暮れ時の風景だ。上の写真はシシケッド川、そして下はロシアとの国境がある北方の2,000m級の山々である。

 夕暮れとは言え、日本の感覚とはだいぶ異なる。だいいち,この時間帯を夕暮れと表現してよいものかどうか・・・。写真上は午後9時過ぎ、下は午後10時半過ぎなのだ。夕闇などとはまだ言えない。この国では一昨年から試行している夏時間制で、日本との時差はなくなっていたのだが。

 まず上の写真について。この日の気温は昼間,一時的に30℃を上回った。しかし湿度が低いので気にはならない。ただ晴れ間だと日差しが強くなる。で,帽子をかぶり,日かげに入る方が賢明。筆者は帽子だけはかぶっていたが、はじめのうちそんな事にはお構いなし。日の当たる所でも歩き回っていた。その結果、帰国したときには「真っ黒おじさん!」と驚かれた。

 また上の写真だが、午後8時,9時頃になってくると、シシケッド川の方から心地よい風が吹いてくる。それに誘われ、また万歩計の歩数を稼ぐためにも川岸を散歩した。左端に写ってしまったのは、しまい忘れた干しものだ。午前中に洗濯をして柵にかけておくと、夜にはもう乾く。

 下の写真で正面の奥の連山は、晴天でなくとも鮮やかな姿を拝める日があった。ただし,このくらいクッキリと望める日はそうなかったが。

 日々佳景、日々快適。 (K.M)