(607) モンゴル日記(322)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて70 】

北モンゴル最奥部を訪ねて70

北モンゴル最奥部を訪ねて70

 こんどは牛の来訪だ。彼らは度々やって来た。上・下の写真では群れが異なるし、日時も違う。写真上は移動日の翌日 午前11時ころだ。このグループは子牛を連れて来た。後から気づいたが、この写真を見ると,柵のゲートなどは開けっ放しなのだ!

 下はキャンプの移動日その日 午後8時半過ぎ。外がまだこんなに明るいので、連中は遅くまでいた。手前のこの若牛は、うちのコテジまで来て尻を向けていた。

 こうなるともう,キャンプに家畜が来ても気にならなくなった。彼らはこちらに危険を感じさせることなど全くなかった。ただ黙々と草を食べ続け,いつの間にか姿を消していた。

 ところで一度だけ目撃したが,やって来た牛1頭が前夜の焚き火のあとの灰を熱心に舐めていた。整腸剤がわりだろうか?

 さて「ツーリストキャンプ」について説明をしておこう。モンゴルでこれまで2度ツアーに連れて行ってもらった。いずれもキャンプ道具を持参し、テントで寝泊まりするという生活だった。

 けれど今回はツーリストキャンプである。簡単にいうと、それはコテジ村だった。日本でいうバンガローとコテージの中間のような小屋の集合だ。それゆえ”コテジ”と呼ばせてもらっている。各棟には暖炉はあるし、ベッドも備え付けだった。

 トイレやシャワーは共用だったが、さほど不便は感じなかった。日々チョイ気づかい、日々まァ快適。 (K.M)