(285) モンゴル日記(12)

モンゴル日記

【展示即売会 ③】

 一つのブースを当社と分けて出展したのは、新潟クボタの子会社=新潟農商さん。同社は花屋ではないが、コシヒカリなど新潟米の有力な販売会社である。ガーデンセンター側のご好意でブースを出した。

 同社の出展目的は、新潟米をモンゴルで販売することが、ビジネスとして成り立つかどうか、その可能性を探ることだった。モンゴルの親友Bさんは以前から言っていた。つまり、モンゴルの人たちは幼い頃から米には親しんでいる。価格的な面で折り合えば、おいしい日本米はきっと売れる、と。やがて、Bさんと新潟農商さんのご縁ができ、こうした場面がつくられた。

 同社は今回の出展にあたり、モンゴル側のパートナー会社の協力を得て、2会場で3日間がんばった。そこで彼らはさまざまな手法を駆使して、お客さんを集めた。

 会場の一つはこのソヨーチ・ガーデン・センター、もう一つはナラン・デパートだった。後者は中流以上の若い客層が集まる大型店舗だ。そこに特設売り場をこしらえて、出展した。いずれの会場でも、スタッフの一人に着物を着せ、試食コーナーも設けた。そして、そこでは日本製の食材を用いた特製おにぎりをこしらえ、来場者に配った。その結果、両会場とも反響が大きく、持ってきた350袋の新潟コシヒカリ(1kg袋)は、あっという間に売り切れた。

 写真上は、ブースに立った新潟農商のK課長と現地の女性スタッフ二人。下は、ブース裏でおにぎりづくりに励むK課長と女性スタッフ。

モンゴルの人々もコシヒカリが好き?! 日々米日、日々感謝。 (K.M)