(284) モンゴル日記(11)

モンゴル日記

モンゴル日記

【展示即売会 ②】

 モンゴル以外の参加国では、筆者たち2社が出展した日本と中国(1社)があった。それにビックリしたのが、北朝鮮である。もともと この国はモンゴルと国交を保ち、大使館も置く。それで最近でも、日本政府が北朝鮮側とウランバートルで接触した、という報道を耳にした方もおられるだろう。

 その北朝鮮ブース(写真上)では、「金正日花」と呼ぶ球根ベゴニアの鉢花が、メインの展示品になっていた。その花の出所については、どうも日本の園芸家が関係している、という噂が以前からあった。興味のある方は、Wikipediaで「金正日花」で検索を。

 さて、わがブースの話に戻る。今回、植物の販売品はいろいろ事情があって、チューリップの切り花とヤブコウジの鉢物だけになった。数量も前者は300本、後者は30鉢しか揃わなかった。売れ行きはよく、2日目には販売制限を設けたほどだ。

 その上、お手伝いの女性二人が実によく働いてくれた。一人は親友Bさんの知り合いのM嬢、もう一人はプロの通訳のB嬢である(写真下 右側がM嬢,左側がB嬢)。展示会の初日、彼女たちに花以外の販売品である扇子を含めて、簡単な商品説明をした。そんな時、彼女たちはメモなど取らない。日本であれば「大丈夫かな,このお嬢さんたち?」と思う。けれど、それは全く杞憂に過ぎないことが分かる。昨年のアルバイト嬢Tさんもそうだったが、彼女たちは1回聞くと、忘れないのだ!実に記憶力がよい。

テキパキと気持ちよく動いてくれるモンゴル女性と仕事ができて 日々好日、日々感謝。 (K.M)