(392) モンゴル日記(107)

 

【大通りの風景】

 写真左は「キョクシュー・タワー」である。お分かりかも知れないが、かつて日本の大相撲で活躍した、あの旭鷲山の所有するビルだ。昨年の国会議員選挙では落選したようだが、いろいろな事業を手がけているらしい。不動産業,建設業,ホテルそれにカラオケなども経営しているという。

 このビルはアパートと農場を行ったり来たりする際、ときどき通る幹線道路沿いにある。周りのビルに比べてひときわ大きいという訳ではないが、通りに面していて少し変わったデザインなので目立つ。

 大相撲出身者でいうと、朝青龍はすでに2度、間近で見ている。そのうち親友B氏と一緒だった時には会話を交わし、写真にも納まってもらった。その際、日本のマスコミで一時たたかれたような悪印象はまったく抱かなかった。しかし、どうでもいいことだが、旭鷲山はまだ1回も見たことがない。

 ところで、写真右はモスクである。イスラム教の礼拝堂だ。これが「キョクシュー・タワー」と同じ道路沿いに建っている。初めて見たときは、ちょっと驚いた。モンゴルにイスラム教の建築物が・・・と。けれど 何度もその前を通るうちに、どうやらこのモスクは建築途中で完成には至っていないことが分かった。Bさんに尋ねたらそのとおりで、完成しないままになっているという。何か事情があったのだろう。

いろんなことを想像させる大通りではある。日々好日、日々感謝。 (K.M)