【トラックの荷物】
この写真は農場に向かう途中、前を走っていたトラックの荷台である。いやァ、まずその積荷にびっくりした!何と缶ビールなのだ。それも、シートか何かで覆いもせずに走っている。そのうえ、ちょっと信じられなかったが、どうやらロープをかけていないようだった。
まァ、日本では絶対目にしない光景だ。だいたい缶ビールを大量に、それもほぼ露出させて走るなどということは、まったく考えられない。たいていはコンテナ車か、せめて幌のかかったトラックだろう。けれど、何と言ってもロープをかけていないことが怖かった。「荷がくずれてきて、事故にでもならなければいいが・・・。」
その一方で、「もしあの缶ビールがくずれて来て、それを拾い集める手伝いをしたら、5,6缶くらいはお礼としてもらえるかなァ、沢山はいらないから・・・」。バカな夢想をしながら「人間いやしいものだ、とくに酒飲みは・・・」とニヤニヤした(のだろう)。隣のドライバーT嬢が「カタオカさん、なぜ笑っているのですか?」と聞くから、「いや、泡みたいなことを考えていました」。彼女「?」
どうあれ、あまりに低速だったので、しびれを切らしたT嬢は追い越した。積荷の缶ビールはモンゴル国産品だった。どうでもいい事だが、ただ筆者の好きな銘柄ではなかったが。
モンゴルには美味いビールが少なくない。だから、休肝日はほとんどない。日々飲酒、日々感謝。 (K.M)