(584) モンゴル日記(299)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて47 】

北モンゴル最奥部を訪ねて47 -003

北モンゴル最奥部を訪ねて47 -004

 この先どれくらい時間がかかるのか、きょう中に目的地に着けるのか。そうした事は誰も聞かしてくれないし、筆者からも尋ねない。(だいいちB氏から「シャチョー,そういうことは聞かないで」と,釘を刺されているんだもの・・・。)

 4台はスピードを落とさずどんどん北上した。それらしいことは磁石で分かった。やがてフタコブラクダがまた現れた(上の写真)。10頭くらいは群れていただろうか。ちょっとビックリした。が、もうそんなに感動はせず。

 やはりホンネは情報を得たかった。これから先、新しい目的地までどれくらい時間を要するのか?夜間行軍をするつもりなのだろうか?と,しだいに辺りの風景は変わってきた。

 4台はあせったように走り続けた。だから,休憩などは1時間半くらいは取らなかった。下の写真は、進路変更後にはじめて休憩をした場所の風景である。この草原にはあの飛びバッタがあちこちで遊んでいた。けれど,時刻はすでに午後8時を過ぎていたのだが。

 ところで,この辺りは標高も上がってきたようだ。この手前の草原と森林の向こう側に、見えないが,あの涸れ川が流れているという。彼方の連山はズーッと続いていた。持って来たスマホはもう全く通じない。結局このあと1週間ほど、筆者は”音信不通”となってしまった。

 モンゴルの人たちは 日々不安なし、日々心配せず?! (K.M)