(283) モンゴル日記(10)

モンゴル日記

モンゴル日記

【展示即売会 ①】

 「モンゴル日記」を再開することにした。実は今月、またモンゴルに行って来た。というより、今後は毎月1回はあちらに通う。現地の花卉販売最大手のエヘガザル社と、合弁会社を設立することにしたからだ。

 ところで、同社が経営する「ソヨーチ・ガーデン・センター」は、モンゴル唯一のガーデンセンターである。ウランバートル市街地にあるこの店は、幹線道路に面していて面積2,000㎡近くはあろう。

 ここで昨年から、INFF(インターナショナル・フラワーフェア)と称し、3月6,7,8日の3日間、花関係の展示即売会を開催している。最終日の3月8日は、婦人デーという国の祝日である。その日、モンゴル中で男性たちが女性たちに花を贈る。亭主は奥さんに、ボーイフレンドはガールフレンドに、男の子は母親に花をプレゼントする。だから、モンゴルで最も花が売れる日なのだ。近年ウランバートルの会社では、男性たちが職場の女性たちに花を贈ることも定着してきたという。当社もはじめから参加していて、今年で2回目なのだ。

 この婦人デーは、旧社会主義国ではたいていあるようだ。かつてハバロフスクをたびたび訪れていた時、この日に花束を抱えた男の子が街なかを行き来する姿を、はじめて目にした。その時は驚き、うらやましさすら覚えた。

 写真上は当社(左側)と、隣に出展した新潟クボタ・グループの米販売会社との共同ブースの、開店前の様子。下は3月8日昼頃の当社ブースの繁盛ぶり?!

ウランバートルで今年も展示会に参加して 日々好日、日々感謝。 (K.M)