(289) モンゴル日記(16)

モンゴル日記

モンゴル日記

【婦人デー当日の店内】

 3月8日の婦人デー当日は、ソヨーチ・ガーデンセンターの売り場も大変にぎわった。ご承知のように、ここはモンゴルで唯一のガーデンセンターで、今回の展示会の会場になった場所だ。(正確には、2号店も開設しているが、そこは今のところ生花や鉢物が多くない。)

 写真上は、その生花売り場に並ぶ男性客である。この列が絶えずに、夜までつづく。こうした光景を2009年3月に初めて目にしたとき、「男がまあ、恥ずかしげもなく・・・」などと、園芸屋のおやじである筆者ですら思ったものだ。ところが、彼らはそんな日本の中年男の屈折した意識など全く感じさせない。

 一方、写真下は出入り口近くにこしらえた、臨時の生花売り場である。ここには主に女性たちがひっきりなしに寄った。もちろん女性たちも、この日は花を求める。だから、この日が一年で最も花が売れる日なのだ。やはり、男たちだけでその実績をあげるのは無理なのだろう。

 とにかく この日は昼ごろからお客がどっと増え、ここ一番の稼ぎどきなのだ。だから、この日は従業員たちも大忙しだ。けれど この日は閉店後に、女性従業員のために慰労会を兼ねて婦人デーのミニパーティが催された。これは恒例なのだ。今回はそこに、Bさん,筆者,新潟農商さんのI社長3人が招かれた。その際にBさんのアドバイスで、それぞれシャンパンとワインを持参した。立食パーティだったが、明るく和やかな雰囲気だった。

今こそ日本の花消費を増やす方策を、業界あげて考えねば・・・。日々思案、日々問題意識。 (K.M)