(291) モンゴル日記(18)

モンゴル日記

モンゴル日記

【テレビ放送 ①】

 ウランバートルでも日本のテレビ放送は見られる。ただし 映るのは NHKだけで、日本時間の1時間遅れだが。でも、それは気にならない。朝・晩の日本のニュースが分かるだけでもありがたい。昼間は出かけるので、どんな番組が流されているのかは知らないが。

 けれど、いつも気になることが一つある。それはニュースの中でスポーツの話題を流すときだ。いい場面になると突然、事もあろうに画面が静止する。そして、その画面に変なテロップが写しだされる。「放送権上の制約のため海外ではご覧いただけません ご了承ください」と。

 これはぜったいに無粋だ。こんなことをやるNHKの考え方が理解できない。写真は上・下ともそうした場面だ。決定的シーンを突然こんな静止画面にされたら、大半の人はただの意地悪!と思うだけだろう。とくにスポーツファンなら。

 さらに腹の立つのは、その静止画面がしばらくすると(いい場面でなくなると)、再び動く画面に戻ることだ。「放送権上の・・・」という文言は何なのだ。いっそのこと、「いい場面になったら、静止します」と出せばよい。

 こんなことを平然とやる、○○の穴の小さい連中がいるのは嘆かわしい。実質的には国営放送なのに、“国をあげて海外への情報発信が今こそ重要”といわれる時代だ。その事は筆者ですら実感する。どうしてこんなことを続けているのか!その真意が分からない。たかがスポーツニュースではないのだ!

もし、このブログを読んだ関係者がいたら、その訳をぜひ聞かせてほしい。日々不思議、日々不快。 (K.M)