(292) モンゴル日記(19)

モンゴル日記

モンゴル日記

【テレビ放送 ②】

 モンゴルで日本の大相撲放送を初めて見た。二つの放送局で放映していたが、そのうち一つはNHKが映像提供しているのかも知れない。なぜなら 上の写真で、この局の画像左上にはNHKの文字が入っていたからだ。ウランバートルではテレビ放送が20局以上は流れていよう。そのうち、二つで大相撲をやっていたのだから、それだけ視聴者が多いのだろう。

 番組の構成は日本と似ているようだ。一番一番取り組みが映り、モンゴルの解説者とアナウンサーが会話を入れたり、勝負の解説をしていく。そんな進め方のようだった。

 写真は上が日馬富士の取り組み、下が白鵬の取り組みだった。 いずれも3月10日(日)の放送である。しばらく、この二つの大相撲番組を交互に見ていた。番組そのものにはさほど違和感はなかった。でも、ちょっと考えると妙な気がしてくる。つまり、モンゴルで日本人(筆者)が日本の国技を見ながら、そこで活躍している上位力士の多くがモンゴル出身者というわけだ。何か変だよなァ・・・。

 ところで前回、NHKに対して苦言を呈したのは、筆者なりにテレビにはこだわりがあるからである。というのは、日本でテレビ放送が始まったのが、昭和28年からなのだ。それもNHKが他社に先がけて、本放送を始めたのが同年2月からである。実は筆者の誕生月である。だから、テレビ放送の歴史と筆者のそれが60年間ダブるのだ。もの心ついてから、テレビの映像はとても身近にあって、その中で育ってきたのだ。

小さい頃から、日々映像、日々観賞。 (K.M)