(395) モンゴル日記(110)

モンゴル日記 モンゴル日記

【ウランバートル駅】

 ウランバートル駅の駅舎は、市内でも瀟洒な建物のひとつだろう。写真左がその昼間の風景。地味だが、どっしりとしていて落ち着いた雰囲気を持っている。そして 右が夜の風景である。昼間とだいぶ違った姿を見せ、情感漂う景観となる。哀愁すら感じる。ただ写真は動くクルマから撮ったもので、ぶれた点はご愛嬌と思っていただきたい。

 温室のある農場まで行くのに、よく通る道の沿線ではない。しかし、ときどき前を行き来することがある。上述したように夜景が美しいので、そんな時間にこの前を通るときはうれしくなる。けれど、まだ降りたったことは一度もない。これまで全く用事がなかったからだ。

 しかし、これからは横浜港を起点に船と列車を利用して、日本製の園芸資材を輸入する。そうなると、この駅の近くに鉄道貨物の税関があるようなので、T嬢に連れられてここに来ることもあるだろう。ちょっと楽しみなのだ。

 ところで、向かって左側が中国方面に、また右側がはるかモスクワにまでつながっているという。単線なのだが、朝などは数十分に1本程度の割で客車か貨物列車が走る。

 残念なのは昼も夜も、駅舎前にクルマがびっしりと駐車されることだ。だから、駅舎の足もとまで入れた全景を見ることがなかなかできない。早朝くらいは見れるだろうか?

いつかこの駅舎に立ち寄り、内部の様子も見てみたいものだ。日々好日、日々感謝。 (K.M)