(313) モンゴル日記(39)

モンゴル日記

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【咲いてくれた輸出植物】

 写真上がスズラン、下がアジサイである。場所はソヨーチ・ガーデンセンターの売り場だ。いずれも、苦労してモンゴルに送り出した植物である。その辺の経緯はすでに書いた。

 4月に航空貨物として、新潟~インチョン~ウランバートルのルートでモンゴルに輸出した植物は、2回に分けて送った。そのうち一回目がアジサイなど鉢植え3品目、計900本。そして 二回目がスズラン(芽),ダリアなど5品目、計1,200本である。

 1回目の輸出植物はインチョン空港に5日も置かれたりして、大変な目にあった。さらに、2回目の植物もスンナリとはいかなかった。モンゴル側の輸入許可が、なかなか出なかったのだ。それで対応策として、許可が下りて出荷できる時まで冷蔵保管することにした。だから 植物検疫を受けたら即、当社の小型冷蔵庫に入れた。

 だから、スズランは二回目の輸出品の代表のようなものだった。それは冷蔵しておいた芽だったが、昼間は温度がだいぶ上がるソヨーチ社の温室で、それがまともに育つかどうか、それが気になった。しかし、何とか咲いてくれた。

 一方、アジサイはいわば一回目の輸出品代表である。開花が期待できそうな良品を選んだが、出荷の段階では花芽が確認できる苗はなかった。しかし、諸事情からすぐに販売にまわさざるを得なかったので、こちらもたいへん気がかりだった。だから 写真のように、蕾がはっきりと認められる苗を見つけて、本当にうれしくなった。

輸出した植物が目的地に無事に届き、花が咲き 日々好日、日々感謝。 (K.M)