(628) モンゴル日記(343)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて91 】

北モンゴル最奥部を訪ねて91

北モンゴル最奥部を訪ねて91

 このページも例の”環ポリおじさん”が持って来た啓蒙パネルの話題だ。ただしこの号で終わりとする。興味を抱いたモノにはやはり紙面を割いてしまう傾向がある。

 さて上の写真だ。左ページには動物たちが載っている。カモシカらしき四つ足動物、オオワシやアネハヅルのような鳥類、魚類。それにヘビも載っている。蛇足だが、筆者はまだ一度もこの国ではヘビに出会っていない。また右ページには蝶類、それにサンショウウオらしきものも載っている。

 一方,下の写真だ。今回,博学のB氏から北モンゴルに暮らす少数民族のことを聞いていた。彼らはトナカイを放牧したり、狩猟をしたりしながら生活を営んでいるという。下の写真の人々はその少数民族の人たちかも知れない。狩猟を含む彼らの生活の一コマがこのパネルには載っていた。

 ところで,そのパネルの写真をよく見たら、若い頃の”環ポリおじさん”らしき人物が、彼らと一緒に写っているではないか。指をさして示したら、ニッコリしながら彼は認めた。

 一方,パネルの写真の人々がその少数民族かどうかは確かめられなかった。しかし,帰り道でそれらしき人々に遭遇した。ある村で、トラックの荷台に何頭ものトナカイを載せた人々に出会ったのだ。筆者や若いメンバーが珍しがって、その荷台にいる立派な角を持ったトナカイたちを興味深く覗いた。

日々多面性、日々多様性。 (K.M)