(307) モンゴル日記(33)

モンゴル日記

モンゴル日記

【遊園地】

 写真は団地の中の遊園地である。上は、滑り台などが設置されている年少者向けゾーン。下は、高いフェンスに囲まれてバスケットゴールが据え付けられた、いわば少年向けゾーンである。

 ここはBさんのアパートにほど近い、集合住宅の谷間のような場所である。ウランバートルの繁華街、その通りの裏にちょっと入ると、アパート群が立ち並び、こうしたスポットが随所にある。最近は、写真のような高層アパートも増えてきている。何せ地震がない国だから、いいよなァ。

 ところでアパートといっても、近ごろウランバートルで建設されているものは、日本の高級マンションと変わりがないほどだ。それは部屋が広くて数も多く、床も壁も頑丈につくられているようだ。そして 冬用に都市暖房が行き渡っている。

 昨年の春に滞在した折、ホテル代わりに利用させてもらったアパートがそうだった。それはBさんの友人T氏が所有するアパートの部屋で、居間もダイニングキッチンも広く、寝室は3つ,浴室は2つあった。そして、毎朝やっているラジオ体操のジャンプも、気兼ねなく行うことができた。街なかだったが全く静かで、そのうえ借り賃も格安だった。

 さて 冬は厳しく長いモンゴル。だから春になると、子供たちが一斉に外遊びを始める。小さい子は母親が付き添いながら。それはほのぼのとした風景で、見ていて飽きなかった。Bさんの話によれば、今の日本の子供たちと違って、モンゴルの子供たちは冬でもとにかく外遊びをしたがるらしい。

東京の孫のことを思い出して 日々好日、日々感謝。 (K.M)