【 北モンゴル最奥部を訪ねて41 】
写真の上・下の花は山野を歩きまわってやっと見つけた・・・と,いうのではなかった。ある場所で皆が休憩を取っていた時のことだ。その場所からそう遠くない、林の縁の草原に咲いていた。あたりを散策していたら、たまたま発見したのだ。
「おっ!こりゃ何じゃ・・・?」。最初に上のうすい青の花を、その後すぐに下の鮮やかな濃い青の花を見つけた。うすい青花と濃い青花の2種類は、それぞれ小群落を構成して隣接と言ってよいほどの位置で咲いていた。「色違い」の花を開いていたのだ。
正直のところビックリした!こうしたケースもあるんだなァ。後で振り返ると、この2つは今回の旅で最も印象的な花となった。その集団の写真もそれぞれ撮影してあるが、紙面の都合上この2枚しか載せていない。
草丈は30~50㎝ほど。つやのある花弁の大きさは2㎝前後、はじめて目にした花だった。帰国後に関係資料をあさった。推測でどうやらシソ科のタツナミソウの仲間ではなかろうか?ということで、結局は今回もO先生に判断をお願いした。が,「シソ科は間違いないでしょう。でもタツナミソウにしては大き過ぎると思いますよ。花や姿は似ているけれど。」とのこと。これも引きつづき調査中である。
探せばまだまだ面白い植物にぶち当たるかも知れない。日々好花、日々感動。(K.M)