(232) 来訪したモンゴルの友人

来訪したモンゴルの友人

 モンゴルからU氏が奥さん同伴で新潟を訪れた。当地では実質5日間の滞在だった。夫妻にとって初めての日本で、したがって初めての新潟だった。

 夫妻は当社の業務提携先のエヘガザル社グループで、花屋部門の経営を担当している。U氏の奥さんは、自ら店頭で花束づくりに精を出したり、お客さんの応対にもあたっている。

 写真は当地を去る日に撮影したもので、左側の二人が夫妻、右側の巨漢がモンゴルの親友B氏である。彼はモンゴル関係の話題ではたいてい登場する、あの人物である。今回は二人に通訳として同行してくれた。

 ところで、この撮影場所は“朱鷺メッセ”の31階、地上125mの展望室だ。360度にわたって周囲を見渡すことができる、すばらしい眺望スポットである。昨年は「日本夜景遺産」の一つにも選ばれた。

 だから、ここは夜に連れて行きたいと考えていた。しかし、結局それはスケジュール的に無理で、やむなく昼間に案内した。それでも夫妻は飽きることなく、周囲を眺めていた。とくに日本海と信濃川の河口、そこで展開されている新潟西港、そして彼方に浮かぶ佐渡島・・・。興味はやはり水面に関わる景観だったようだ。

 さて、いま振り返って思う。彼らをユリの栽培現場に連れて行ったり、市中心部の花屋さんにも案内したが、彼らにはどれくらいためになっただろうか。あるいは、彼らは新潟と日本に良い印象を抱いてくれただろうか。再び当地を訪れたいと思ってくれただろうか。

遠来の客をもてなすのは楽しさ7割、気づかい3割・・・?。それでも 日々好日、日々感謝。 (E.O)