(314) モンゴル日記(40)

モンゴル日記

モンゴル日記

【常設展示場】

 写真は、モンゴルで初めて建設された常設の展示場である。最近オープンしたらしい。写真上は施設の外観で、建物の規模も小さくはないが、その周りのスペースもすごい。こんな広大な駐車場は、おそらくウランバートルには無かったのではないか。親友Bさんに連れて来てもらったのだ。

 また、下の写真は内部のようすである。日本の同種の施設に比べると、やや通路が狭いように感じた。けれど 平日だったが、食品のゾーンなどでは人込みができていた。

 モンゴル経済は一昨年,昨年と実質経済成長率が10%を超え、今年も推計ではそれを達成する見込みらしい。現にウランバートルの建築ラッシュは止まらないし、食品スーパーなども確実に増えてきている。だから、個人消費に直結するこうした施設の賑わいは、確かなものなのだろう。

 ところで 食品のほかには、電気製品,工具・機械,衣料品,園芸品などが出ていた。はてはマンション販売のブースまであった。園芸品ゾーンでは、もちろん花屋や園芸店も出展していたが、ソヨーチ社のブースも見られた。

 食品ゾーンでは面白いモノを見つけた。ヤクのチーズを販売していたのだ!あのウシ科のヤクである。好奇心をおさえきれずに買い求め、ホテルで食べてみた。「牛乳のチーズとは一味違う。やはりヤクの味だ?!」。もちろん生まれて初めての経験だった。どうも モンゴルに通ってくると、食品に対する許容度が広がるようだ。若い頃の筆者なら、絶対に口にしなかったろうに。

ヤクのチーズは重い味だが、悪くない。日々好日、日々感謝。 (K.M)