(135) 一富士、二鷹、・・・

一富士、二鷹-01

一富士、二鷹-02

 謹賀新年。

 新年にあたり「一富士」は無理であるが、「二鷹」はたまたま一週間前に遭遇した。それで初夢ではないが 縁起ものなので、その鷹の写真を載せる。タカ科のノスリである。

 ノスリについては以前(44)号でも触れた。ただ、あの時は飛び去っていく小さな後姿しか撮れなかった。しかし今回は、新しいカメラを偶然クルマに積んでいたので、上の写真のように以前よりは拡大撮影ができた。

 遭遇したのは年末の午後。田園地帯を横切る広域農道をクルマで走っていた時だ。おっ、進行方向左手の先 ポールに一羽の鳥が・・・。積雪時に道路の端を示すそのポールの頭に、少し大きめの鳥が羽を休めていたのだ。トビではなさそうだし・・・。

 アワワ、そんな事を考えていたら、そのポール直前にまで来てしまった。もう少し離れて様子を見よう。後続車が来ないことを確かめ、クルマをゆっくりバックさせた。幸い、その鳥は逃げなかった。

 それで十数メートル手前くらいの所で様子を窺う。胸がときめいてきた。大きさはトビくらいだが、羽の色が黒っぽいし、やや太目の体つきだ。やはりトビではないようだ。おそらく それ以外のタカ科の野鳥だ!何度もシャッターを押した。

 間もなくその鳥は、ポールから近くの柿の木に飛び移った。そこでしばらく止まっていた。それが写真下である。

 翌日すぐ「鳥博士」に写真をメールした。博士はその日のうちに返事を下さった。ノスリの判定である。正月を前にして鷹に出会い、縁起が良いと思い込んだ。

今年は昇竜とまではいかないが、飛翔できそうな気がしてきた。年々好年、年々感謝。 (E.O)