(142) 1月のウランバートルで ① 

1月のウランバートル 1-1

1月のウランバートル 1-2

 写真上は、飛行機からの白いモンゴルの山並みである。また、写真下は市内の「ザイサンの丘」から街の中心部方面を望んだものだ。

 真冬のウランバートルに行って来た。これまで7回ほど渡っているが、1月は初めてである。今回の主な目的は、3月にソヨーチ・ガーデンセンターで計画している展示会の準備である。(※ソヨーチに関しては38,39号に記述。)

 その仕事とは別に、以前から最も寒い時期にモンゴルを一度は訪ねてみたいと思っていた。零下30℃,40℃の地とはどんな世界なのだろう。人々はそこでどんな生活を送っているのだろうか。今の時期でも、人々は花を買い求めるのだろうか。また、筆者なぞはそこでまともに過ごせるのだろうか。そこではどんな感覚を持つのだろうか。あれこれ考えながら、MIAT(モンゴル航空)の飛行機に乗り込んだのである。

 この時期ではあったが、往復の便とも乗客は6割くらいだった。MIATには悪いが、エコノミークラスでは程よい搭乗率と言うべきか。それに行きも帰りも、たまたま隣に若い女性が座ってくれた。行きは日本に留学中のモンゴル女性で、日本語が上手な娘さんだった。帰りは日本語はあまり話さなかったが、ソーシャルワーカーとしてモンゴルで働くオーストラリア女性だった。いずれの女性とも話が弾んで、ドスンと振動が伝わってきて はじめて着陸が分かった次第だ。こうした経験は初めてだった。エコノミークラスでも快適な空の旅となった。そして、何よりも1月のモンゴルも悪くはなかった。

気温に関係なく 日々好日、日々感謝。(E.O)