(156) 雪中のビニールハウス

雪中のビニールハウス 

 まさに″雪原″ビニールハウスが半分雪に埋まったような状態だった。雪深い魚沼や上越ではない、新潟市である。

 これまでも述べてきたが、今冬は当地でも大雪だった。降った時には一晩で30cm以上も積もった。おまけに低温ぎみ。同業者から、この冬はとにかく低温だったという声を度々耳にした。実際、普通の冬なら凍ったことのない場所でビニールハウスの水道が凍った。

 春から秋にかけては、あのハウス群の前までずーっと水田が広がる。しかし先週頃まで、辺り一面 このように雪原であった。畦や田んぼの線も全く見えなかった。 

 ところで、奥のハウス群はK園さんの施設である。中には鉢植えのセンリョウとマンリョウが栽培されている。お聞きしたら、全部で23棟あるという。ただ冬の間は栽培管理上、何ヶ所かのハウスに生産品を集中させ、空になっている施設も多いという。

 またハウスとハウスの間には、冬季は利用しないパイプの骨だけの小形ハウスもある。それらは5月に入ると、ビニールや寒冷紗をかける。そして 冬の間ぎゅうぎゅう詰めにしていた生産品を、再び分散して栽培するのに利用するのだそうだ。栽培総数にすると、数万鉢(ポット)は栽培しているらしい。

 K園さんは、鉢植えマンリョウでは日本でも有数の生産業者である。また 鉢植えセンリョウでは、おそらく日本一の生産量を誇るのではないか。当地でも独自の経営を続ける優れた一社である。

やはり千両,万両を生産すると金運に恵まれる?そうかも知れないなァ・・・ 日々好日、日々感謝。 (E.O)