(196) 二重の三日月、四海を照らす

乱視の見た三日月

 あなたの目がおかしいんじゃないですよ。乱視の人間が月を眺めると、こんな風に見えるという写真です。目が疲れていると、これが三重や四重に見える場合もあります。

 先日シャバ中を照らすような、神々しい三日月が浮かんでいました。それで、カメラを持ち出してパチリッ。まともに撮れたものもあったのですが、三脚を用いなかったので、こうした一枚も生れました。ただ これはこれで味があります。

 筆者は近視を伴う乱視ですが、二十歳前後から既にそうでした。その頃はそんなに悪くはなかったのですが、クルマの夜の運転の際に前方が少し見えにくいと、しだいに感じるようになってきました。そこで免許更新時の視力検査ではOKでしたが、近視・乱視用のメガネを作り、夜の運転ではそれを掛けてきました。

 けれど、しだいに度が進むのでしょうか、その後メガネを作り直しました。近ごろはそのメガネも合わなくなってきたようです。けれど、行きつけの眼鏡店のお話では、仮にまた作り直したとしてもピッタシという感覚にはならないかもしれない、という事でした。ですので、もうこのままで使い続けようと考えています。

 ところで、乱視でも悪い事ばかりではありません。たとえば飲み屋さんに行くと、女性たちの姿や顔立ちの細部が見えにくく、実物以上に(?)美しく見える場合が少なくないのです。また 色々な醜悪なモノが見えにくいのです。この点でも好都合の場合が多いかもしれません。

 実は昨夜モンゴルから戻って来ました。もちろんお月様の写真も撮影してきました。無事帰国、諸事感謝。 (E.O)