(80) モンゴル再訪11-野草①

モンゴル再訪11-野草1

 左側と手前にある2つの青い花は、デルフィニュウムの仲間と思われる。しっぽのような「距」(きょ)を持つ独特な花形で、その青色が鮮やかである。しかし後で紹介するが、このデルフィニュウムには紫の花色の個体もあった。

 一方、正面の白い花と右上の紫花はマツムシソウ(スカビオーサ)の仲間ではなかろうか。ただし、同じ場所でこのように花色が異なる個体が咲いていたのだ。日本の野生のマツムシソウは淡い紫色が普通のようだが。

 テレルジはウランバートルからクルマで2時間くらいであり、モンゴルでも一級の保養地である。草原、山岳、奇岩、清流などに恵まれ、お花畑と言ってよい豊かな植生も有している。今回からしばらく、そのテレルジに生えていた野草を中心に紹介していきたい。けれど、いかんせん山野草の知識はあまり無いので、詳細な説明等はご容赦頂きたい。

花さえあればどこの国でも 日々好日、日々感謝。 (E.O)