(86) モンゴル再訪17-ツーリストキャンプ

モンゴル再訪17-テレルジの宿泊施設1モンゴル再訪17-テレルジの宿泊施設2

 テレルジにあるツーリストキャンプの2つのタイプである。写真左(上)はコテージが立ち並ぶキャンプで、写真右(下)はゲルを中心にしたキャンプである。ゲルはいわばモンゴル伝統の移動式テント風住居といったものである。

 以前に、このテレルジ滞在はいわばエヘガザル社のD社長のご褒美である事は述べた。だから、ありがたい事に筆者は滞在中には一銭も支払いをすることが無かった。そして、筆者は全く知らなかったが、こちらのゲルキャンプに一泊することになっていたのだ。もちろん親友のB氏と共にである。

 ところで、この宿泊したゲルキャンプの背後の岩山は、奥秩父の名山=瑞牆山(みずがきやま 山梨県)の姿を連想させた。登ったことなど無いが、以前から写真などで目にし記憶していた。岩々が林立したような独特な山容で、この“テレルジの瑞牆山”はそれを滑らかにしたような雰囲気であり、樹林帯を草原に置き換えたような印象であった。

 ゲルキャンプと言っても、ほとんど不自由はない。寝泊りはゲルでしても、その他の用事は全部できるゴルフ場のクラブハウスのような施設がある。そこでは食事や用足し・シャワー等は勿論、ビリヤードやカラオケの施設まで備えている。

 さて、夕刻の草原をしばし散策した後、夕食を済ました。それも酒量を控えながら。なぜなら、この後の夜空を楽しみにして、ゲルで数時間の仮眠をとることにした。既に外の気温は20℃より下がっていた。

澄んだ夜空のもと、テレルジで泊る。日々好日、日々感謝。 (E.O)