(88) モンゴル再訪19-野草⑧

モンゴル再訪19-野草

 白花と青花の清楚なコンビネーション。どちらも程よい草丈、スッキリした草姿だった。ウスユキソウ(エーデルワイス)とデルフィニウムの組み合わせである。その二つの植物がうまく溶け合い、印象的だったので思わず撮影した。

 高原の澄んだ空気が満ち、柔らかな朝日を受けながら、そこには周囲と違う雰囲気が漂っていた。まったくの無風で、時折 聞こえる鳥の鳴き声以外は耳に入らない。まるで引き寄せられたように、草原の中でこれを発見したのだ。筆者に見せるために活けられた、自然の生け花のようだった。時が経つのも忘れ、じーっと見入っていた。

 そのうち、ある曲のタイトルが頭に浮かんできた・・・ここら辺が平凡なのだが、“朝日のようにさわやかに”である。何人ものジャズメンに演奏されている有名なスタンダードナンバーだ。学生時代から聴いている。そんな名曲を思い出させてくれたテレルジの花だった♪♪♪

花を見て名曲浮かび 日々好日、日々感謝。 (E.O)